デジタル百葉箱製作覚え書き

ラズベリーパイで教材づくり IOT百葉箱

GIGAスクールのタブレット

2月に納品されたタブレット端末ですが、今月からようやくアプリのインストールができるようになりました。半年の間にやったことは、初期設定とアップデートのみ。
ちなみに、まだ一人1台環境にはないです。
「誰一人取り残すことの無い」ことの無い状態です。


アプリのインストールは、1アプリ1枚の書類を作成して届けると、2週間後までにインストールされる、という仕組みです。
つまり、使えそうなアプリがあったら、何らかの方法で(私物タブレット?)試用してみて、良さそうだったら書類作成、申請、2週間後に使えるようになるという。
手間と時間が。
今のところ、無料アプリ限定です。


さらに、googleworkspace 関連のアプリも申請しないと使えない。
まあ、申請したけど。
標準的なアプリくらいはデフォルトで入れてほしいなあ。


あと、タブレットの初期設定は、たしかギガスクールの予算に入ってたはずだけど、なぜか職員がやらされました。初期設定を業者に頼むのであれば、別予算だといわれました。誰かがどこかで搾取してない?


こんな状態でICTの研修計画立てろ、って無理だろ。って思いました。


タブレット端末の文房具化、今のところ大成功です。
高価な文鎮として活用できそうです。

GIGAスクールとか

約1年ぶりの書き込み。
ギガスクールとかで、全国的に一斉にタブレットとか整備されるみたいですが、
まだ実感がわかない。
で、この波に乗ってこのデジタル百葉箱もネットに乗ってくれないかな。
と思ってます。
アイデア的には結構いいところ行ってると思うのだが。
ウチダとかnetatmoとかで盛り上がってくれないかな。


ところで。
教材を自作することの功罪について。
自作すると、アンチ自作派は安定性とか安全性とか責任とか持ち出し、
自作派はもっぱら安さを持ち出す。


結論から言うと、どっちもどっちです。
自作派は今すぐ買ってもらえないから作る。
同じ機能の製品が少ないから作る。
小遣いの範囲で作れるから。


アンチ自作派は、安定性とか安全性とか動作不良時の責任とかいうけど、
ラズパイ(市販の製品)をBMP280(市販の製品)を繋げると”自作”になる不思議。


1年間の保証期間を過ぎると、あるいは7年間の保守部品維持管理を過ぎるとどうしようもないはずだが、これに言及する人は存在しない。


それぞれのメリットとデメリットをよーく考える必要があると思うのだが。
なんか、ソフトウェアでいうとエクセル職人問題に似てますね。
マクロ組んじゃだめなのだろうか。


今までいろいろなところで先走り過ぎて文句を言われることが多かったので、
機が熟すまで待つように心がけてますが、
目の前にソレを必要とする子どもがいると、
ついつい自腹切ったり作ったりしてしまうのはそんなにダメなことなんでしょうか。


いや、たぶん組織の一員的にダメなんだろうな...。

デジタル百葉箱 完了

だいぶ久しぶりの書き込みです。
2020年1月の全データが揃い、いろいろ動作確認してみました。
今のところ、大きな問題はなく動作しております。
一応、この備忘録は当初の目的を達成しましたので、終了させていただきます。


仕事でも使うけど、ほぼほぼ趣味で製作を始めたデジタル百葉箱。
勢いづいて2台目を作りました。
でもほぼ同じのが2台もあってどうするんだ?
1台は自分で使うけど、もう1台はきちんとした形でデータを公開してくれるところがあれば寄付したいなあ。ただし近場に限るけど。


JSとかPHPとか人生初の試みもコピペでうまく動いたし、小学校の百葉箱の代わりとしては十分だと自負しています。


気になる点。デジタル百葉箱の弊害について
小学校の4・5年の理科の単元としては、ガラス管製の温度計や湿潤式(だっけ?)の湿度計など従来からあるアナログ式の器具を使わないで教育的効果があるのか、という点。
ガラス管温度計は3年の理科やほかの場面で使うことがあるので、いいかなとは思っていますが、指摘されるかもです。
デジタル百葉箱がブラックボックス化してしまうことがうーんな感じではあります。


でも、文明の利器ってそうゆうもんですよね。
センサーやネット、IOTなんてのも、生まれた時から身近にあれば見方も変わるんじゃないかなあと思います。いまどきデジタルの利便性を否定する人はあんまりいないかと思いますが、学校という場所は利便性に伴う弊害を極度に強調するところがあるような気がするので、ぬるーく見守ってほしいなあと思います。


古くはバイクの3ない運動、最近はスマホやネットの危険性だけの注意喚起など。
否定から入ることが多いですよね。なんとかならんかな。


ってことで。デジタル百葉箱、完了です。
仕事がらみでこのデジタル百葉箱をどこかでお披露目することがあるかもしれません。
見かけたらぬるーい目で見てやってください。