デジタル百葉箱製作覚え書き

ラズベリーパイで教材づくり IOT百葉箱

デジタル百葉箱の測定誤差など

今日久々にチェックしたら、デジタル百葉箱初号機は年末年始の寒い中も順調に稼働していました。
初号機は、鉄筋コンクリートの壁、床もコンクリート、深いひさしの下、屋外の西向きに設置してあります。電源が取れることを最優先しての設置です。


そこでのデータをご覧ください。

まずは、気圧から。2か所ほどえくぼがあります。強風の際に出やすいです。まあだいたいなだらかな曲線になります。気圧だけだったら通風筒内に収める必要は、逆にないですね。


次に気温と湿度。

12月27日は、写真画像を見ると曇り空でした。最寄りの気象庁の観測値と比べると、気温は0~+1度くらい。

29日は日中は晴れていました。晴れていると上下と壁にはさまれたデジタル百葉箱初号機は、気象庁のデータより+5度以上になります。体感でも暖かさは実感できます。

30日も日中は晴れていました。気象庁より+9度くらい。これは違い過ぎる。局所的な値ですね。風も弱い東風だったので気象庁のと差が大きくなり、この値かと思います。
この差は夏場だったらあり得ると思いますが、冬にこれだけの差が出るとは思いませんでした。

元日は午前中まで強風でした。曇り空で、気温も気象庁とあまり変わりません。


という感じで、気象庁のそれと比べて最低気温は+1度、最高気温は+1~+9度程度。+5度以上の違いは晴れの日。設置場所の影響が大きいんじゃないかと思います。気象庁のより内陸側だし。
webカメラの撮影は一日に3回程度失敗してやり直してる。(撮影時刻が1分じゃなくて、2分になっていたので)。まあこのくらいならいいかな。雲や日射の様子もわかりやすいです。


理科で学習する、晴れてると気温が上がり、曇りだと一日の変化が少なくなる、っていうのは十分実証できていると思いますが、百葉箱の設置場所は草地で、周囲に高い構造物がないことなどの条件は考慮する必要がありますね。


参考にした気象庁のサイトです。